訪日客の順番待ちで起きがちな4つのトラブル
受付のルールが伝わらない
日本の飲食店でよく見る「入口の記名表に名前と人数を書いて待つ」運用は、 海外では当たり前ではありません。
- 記名表に気づかず、そのまま店の前に並んでしまう
- 名前をローマ字で書くのか、人数をどこに書くのか迷う
- スタッフが身ぶりで説明している間に、店内の案内が止まる
「受付のしかたを説明すること」自体がスタッフの負担になり、 混雑のピークほど対応が追いつかなくなります。
名前を呼んでも気づいてもらえない
記名表の名前を読み上げる呼び出しは、外国人のお客様には特に伝わりにくい方法です。
- 手書きのローマ字が読めない、読み方が分からない
- 日本語なまりの発音で呼ばれて、自分の名前だと気づかない
- 呼ばれたか不安で、お店の前から離れられない
結果として「呼んだけど来ない」「実は近くにいた」が起こり、 次の組の案内も遅れてしまいます。
「あと何分?」を聞けない・答えられない
待っている側は、進み具合が分からないのが一番のストレスです。 ところが言葉が通じないと、それを聞くこと自体がハードルになります。 店舗側も、何組待ちで、何番まで呼んだのかを外国語で伝えるのは簡単ではありません。
言語別の案内を用意するのが手間
英語・韓国語・中国語の案内板やQRコードをそれぞれ用意しようとすると、
- 翻訳の手配や、掲示物の作り直しが必要になる
- 言語ごとにQRコードが分かれると、お客様がどれを読めばいいか迷う
- 案内を変えるたびに、全言語分を更新しなければならない
といった手間がかかり、小規模な店舗ほど後回しになりがちです。
多言語の順番待ち受付で押さえるべき4つのポイント
訪日客にも伝わる受付を作るために、ツールや運用を選ぶときは次の4点を確認しましょう。
① お客様のスマホの言語で自動表示される
受付画面の最初に「言語を選んでください」と聞く方式でも多言語化はできますが、 一番スムーズなのは、お客様のスマホの言語設定に合わせて最初から母国語で開く方式です。 お客様は何も選ばずに、いつものスマホの言語のまま受付を進められます。
② QRコードは1枚で共通にできる
言語ごとにQRコードを分けると、掲示物が増えるうえに、読み間違いも起きます。 どの国のお客様も同じQRコードを読めばよい形にしておくと、 店頭の掲示はシンプルなまま多言語に対応できます。
③ 名前ではなく「番号」とスマホへの通知で呼び出す
呼び出しを名前の読み上げに頼らず、 受付番号と、お客様のスマホに届く通知で伝えられると、言葉の壁がほとんどなくなります。 番号は言語に関係なく伝わり、通知の文面もお客様の言語で出せれば、 「呼ばれたことに気づかない」を防げます。
④ 待ち状況が数字で見える
「あなたの番号」「現在◯番目」「待ち組数」のように、 言葉で説明しなくても数字で進み具合が分かることも大切です。 お客様はスタッフに尋ねなくても、自分のスマホで状況を確認できます。
Queueue の多言語対応でできること
ここからは、無料・登録不要で使える順番待ちシステム **「Queueue(キューー)」**の多言語対応を具体的に紹介します。 上の4つのポイントを、店舗側の追加作業なしで満たせるように作っています。
お客様の受付画面は5言語に対応
お客様の受付画面(QRコードを読んだ後の画面)は、次の5言語に対応しています。
- 日本語
- English(英語)
- 한국어(韓国語)
- 繁體中文(中国語・繁体字)
- 简体中文(中国語・簡体字)
受付時の人数入力から、待ち番号・順番の表示、キャンセル、 営業時間外や受付停止中のお知らせまで、受付画面の文言はすべて各言語で表示されます。
スマホの言語設定で自動的に切り替わる
受付用のURL・QRコードには言語が含まれていません。 お客様がQRコードを読み取った時点で、スマホ(ブラウザ)の言語設定を見て表示言語を自動で決めます。
- 韓国語設定のスマホなら韓国語、英語設定なら英語で開く
- 中国語は、繁体字・簡体字の設定や地域(台湾・香港・マカオは繁体字)から判別する
- 対応していない言語(タイ語など)のスマホは、英語で表示する
お客様は画面右下の言語切り替えから、いつでも別の言語に変えることもできます。 仕組みの詳細は外国人のお客様への対応(多言語対応)にまとめています。
呼び出し通知もお客様の言語で届く
Web Push 通知を許可したお客様には、呼び出しのときに そのお客様が受付画面で見ていた言語で通知が届きます。 呼び出しに応じず「来店なし」になったときの通知も同じです。 通知をタップすると、同じ言語の受付画面が開きます。
店舗側は、いつもどおり管理画面で「次の組を呼ぶ」を押すだけです。 どの言語のお客様かを意識する必要はありません。
印刷するQRコードとポスター画面にも多言語の案内
QRコードの印刷ページと ポスター画面には、 日本語の「読み取って順番待ち」の案内の下に、 英語・韓国語・中国語の読み取り案内も1行で添えています。 QRコードを見たお客様が「これを読めば並べる」と分かるようにするためです。
以前に印刷したQRコードもそのまま使える
以前のQueueueで印刷したQRコードには、日本語ページのURLが含まれている場合があります。 このQRコードから外国語設定のスマホでアクセスすると、受付画面の上部に 「View this page in English?」のような言語の切り替え提案をお客様の言語で表示します。 印刷し直さなくても、訪日客を母国語の画面に案内できます。
対応範囲について
多言語対応は「お客様が使う画面」に絞っています。導入前に次の点を確認しておきましょう。
- 5言語に対応しているのはお客様の受付画面です。管理画面・QRコード印刷ページなど店舗側の画面は日本語と英語に対応しています
- 店舗名とカスタムメッセージは自動翻訳されません。店舗が入力した内容がそのまま表示されます
QRコード1枚で、5言語の受付ページを無料で作れます
お店を無料で作る【実践】QRコード1枚で多言語の受付を始める手順
ステップ1: お店を作る
トップページで店舗名を入力するだけで、 管理画面とお客様用の受付URLがすぐに発行されます。 会員登録やクレジットカードの登録は不要です。 多言語対応のための追加設定もありません。
ステップ2: QRコードを掲示する
管理画面からQRコードの印刷ページを開き、入口や店頭に掲示します。 受付URLとQRコードは1つだけで、すべての言語に共通です (詳しくは受付URL(順番待ちURL)について)。
タブレットやディスプレイがあれば、ポスター画面を店頭に表示するのもおすすめです。 QRコードと一緒に、現在の呼び出し番号・待ち組数・直近の呼び出し履歴が大きく表示されるので、 言葉が分からなくても、数字で進み具合が伝わります。
ステップ3: 番号で呼び出す
- 受付したお客様は、管理画面の一覧に番号・人数・受付時刻つきで表示される
- 「次の組を呼ぶ」で受付順に呼び出し。お客様のスマホに、その方の言語で呼び出しが表示・通知される
- 来店したら「完了」、呼び出しても来なければ「来店なし」にする
呼び出しは名前ではなく番号で行うため、 「名前の読み方が分からない」「呼ばれたのに気づかない」といったすれ違いが起きにくくなります。
訪日客の多い店舗での運用のコツ
カスタムメッセージは日本語と英語を併記する
待ち画面に表示できるカスタムメッセージは自動翻訳されないため、 伝えたいことがあれば日本語と英語を短く併記しておくと安心です。 たとえば「呼ばれたら入口のスタッフに番号を見せてください / Please show your number to our staff when called.」のように、 行動だけを1〜2文で書くのがおすすめです(最大200文字)。
スマホを使えないお客様は代理登録で
スマホの充電が切れている、海外のSIMでネットにつながらない、といった お客様もいます。そんなときは、スタッフが管理画面から代わりに受付する 代理登録を使いましょう。 名前と人数を入力すれば、QRで受付したお客様と同じ列で順番を管理できます。 番号を紙に書いて手渡しておくと、呼び出し時も番号で案内できます。
通知の許可をひとこと案内する
受付後の画面には Web Push 通知を許可するための案内が表示されます。 スタッフが画面を指さして「Notification ON」と伝えるだけでも、 お店の前を離れて待ってもらいやすくなります。
※ iPhone(iOS Safari)で Web Push 通知を受け取るには、 受付ページを「ホーム画面に追加」しておく必要があります。 通知を許可していない場合でも、受付画面を開いたままにしておけば、 呼び出しの瞬間に画面で知らせます。
よくある質問
Q. どの言語に対応していますか?
お客様の受付画面は、日本語・英語・韓国語・中国語(繁体字・簡体字)の5言語に対応しています。 スマホの言語設定に合わせて自動で表示され、画面右下からいつでも切り替えられます。
Q. 言語ごとにQRコードを用意する必要はありますか?
必要ありません。受付URL・QRコードは全言語で共通の1つだけです。 お客様が読み取ったときに、スマホの言語設定に合わせて表示言語が決まります。
Q. 対応していない言語(タイ語など)のお客様はどうなりますか?
5言語に一致しない言語設定のスマホでは、英語で表示されます。 お客様が画面右下の言語切り替えから、別の言語を選ぶこともできます。
Q. 店舗名やお知らせも翻訳されますか?
店舗名とカスタムメッセージは自動翻訳されず、店舗が入力した内容がそのまま表示されます。 外国人のお客様に伝えたいことは、日本語と英語を併記するのがおすすめです。
Q. 管理画面も多言語に対応していますか?
管理画面・QRコード印刷ページなど店舗側の画面は、日本語と英語に対応しています。 5言語に対応しているのは、お客様が使う受付画面です。
まとめ
訪日客にも伝わる順番待ちのポイントは、
- お客様のスマホの言語で受付画面が自動で開くこと
- QRコードは1枚で共通にし、言語別の掲示物を増やさないこと
- 名前ではなく番号とスマホ通知で呼び出し、進み具合を数字で見せること
の3つです。
Queueue なら、これらを追加設定なしで、無料で始められます。 外国人のお客様への説明にかけていた時間を、店内の案内に回してみませんか?
飲食店での順番待ち運用全般は 飲食店の行列対策|無料の順番待ちアプリ導入ガイド、 紙の整理券からの切り替えは 整理券をデジタル化する方法、 他のツールとの違いが気になる方は 順番待ちシステム比較12選もあわせてご覧ください。 お客様側の画面の流れは使い方ページで確認できます。
